しつこい訪問販売に苦情を言うと

訪問販売の業者、営業マンによっては、本当に悪質な人もいます。本当に悪質な営業マンは、もはや「ストーカー」クラスのしつこさを発揮します。自分が「しつこい」、相手が「迷惑だ」と思っているということはあえて承知したうえで、そのような行為に及んでいるからです。

そのような事業者に対しては、もはやどのような手段を取ろうと「無駄」です。「迷惑だから帰ってほしい」と伝えたところで、臆するわけでもありません。それは「迷惑を承知で無理矢理商売をしている」という自覚があるからで、そのような営業マンをのさばらせている会社もまた、「悪質」なのです。

悪質な業者に対してどれだけ「遠慮して欲しい」と伝えたところで意味がありません。相手は顧客を困らせてでも「成約」しようとしている輩です。そのような相手は、半ば確信犯的にこちらを威嚇し、成約しないと「困らせてやる」と決め込んでいるからです。悪質な事業者は、いつまで経っても悪質です。それは一般消費者である私たちがその場でなんと言おうと、悪質であることをやめるつもりはないのです。
消費者センターなどにクレームをいれ、そのような行為をやめてもらえるよう、あるいは行政処分として営業自体を差し止めてもらえるように取り計らうしかありません。

ですから、「その場をいかにして切り抜けるか」ということを考えるしかないのです。明らかに悪質な営業マンに対して、その場でどのような態度を取れば穏便に済むのかということを考えるしかありません。それは自分が不必要なものを買わされてしまうという、不遇の事態を防ぐためでもあります。要らないものは「要らない」と、いかにして相手の悪質な営業マンにわかってもらうのかということ、それだけを考えて行動すべきでしょう。

相手が明らかに悪質であるとわかった場合は、その場でクレームを言うなどの行為は逆効果です。「悪質であること」が仕事でもあるその相手は、「クレームを言われること」などは日常茶飯事だからです。そのような相手に対して「迷惑だ」と言ったところで、相手にとっては「百も承知」なことだからです。さらには、そこが「自宅」であるということも鑑みるべきです。すでに相手はこちらの住居に押し掛けて営業しているということです。その場でもしも、ハナシがこじれてしまうようなことがあれば、逆上した相手がその後何もして来ないという保証はその時点ではないのです。

そのような悪質な営業会社は、言ってしまえば「ブラック企業」です。どのような人間でも雇い、都合のいいように働かせ、都合のいいように切り捨てるのです。無謀な営業を営業マンに強いておきながら、都合が悪くなればその営業マンを切り捨てます。ですから、その営業マンがアナタのクレームによって解雇されるようなことがあれば、その後逆恨みをかってしまう可能性もあるということです。自宅の場所がすでにバレてしまっている状態で、誰かに恨みを持たれるということは、とてつもないリスクではないでしょうか。

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