しつこい勧誘に警察を呼ぶとどうなるか

あまりにも訪問してきたその営業マンがしつこい場合、いっそのこと「警察」を呼んでしまった方がいいのではないかと思うこともあるでしょう。ほとんどの営業マンであれば、「警察を呼びます」の一言で済むのです。

それは「本当に呼ばれたら困る」と考えているからです。本当に警察を呼ばてしまっては、会社にも迷惑がかかってしまうのですし、会社や自分の営業活動が警察にマークされてしまっては、今度の仕事に支障が出るからです。ですから、なかなか訪問してきた営業マンが帰ってくれない場合や、あまりにもしつこくてどうしようもない場合、毅然とした態度で「警察を呼びます」と宣言してみるのもひとつの手なのです。

そうするとほとんどの場合は撤退してくれることが多く、そのままあっさりと引き下がってくれることも多々あるでしょう。その際、「警察を呼ぶ」と宣言する際、生ぬるい態度ではいけません。突然訪問され、しかもしつこくセールスされることに対して「遺憾」であるということを、態度で示さなくてはいけません。

相手が悪びれた様子がないようであれば、「名刺」を預かるなどしておいた方がいいでしょう。「会社に対して抗議する」ということを明確に意思表示できますし、警察に対してその名刺を差し出せば、相手はもう逃げようがなくなるからです。相手がよほどの馬鹿でない限り、そのような明確な意思表示で今後のしつこい営業はなくなるはずなのです。

訪問販売に対しては、訪問してきた「営業マン」個人ではなく、あくまでもその先にある「会社」に対して抗議するという姿勢が大切です。少しだけでもハナシを聞いて、興味がないのであれば、そして興味がないという意思表示をしたのであれば、あとは相手がただ玄関先でしつこく粘っているだけということになります。そのような営業を奨励する会社の責任を「追求する」という毅然とした態度が、相手の営業マンの精神を揺さぶるのです。

訪問販売に従事する人間であれば、冷たくあしらわれたり、何も話していないのに訪問先の相手に激怒されたりすることは日常茶飯事です。こちらが「怒る」程度のことであれば、「馴れている」のです。本当にやり手の営業マンであれば、そのような「マイナス」の状態からでもいくらでもそのセールスをやり直すことができるものですし、こちらに「警察を呼ぶ」などということは「言わせない」ものです。こちらが不快に感じてしまった時点で、その営業マンのスキルが足りないということです。それを「しつこさ」でカバーしようとしているということは、職務自体をまっとうできていないということでもあります。

ですから、相手の会社を押さえ、「責任問題にする」という意思表示を行うことで、相手をほぼ確実に追い払うことができます。もちろん、本当に警察を呼べば、警察がさらに深堀りしてくれることになります。その「営業方法」自体が悪質であるという判断を、警察が行えば、その事業者はその地域での営業活動ができなくなるのです。

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