"うざい"訪問販売員には意思表示を

次から次に訪問先を変え、売れるまでインターホンを押し続ける訪問販売。営業マンにとってもかなりのストレスとなる仕事であることは間違いありません。

ですから、営業マンによってはそのストレスを仕事中に晴らそうと考える者もいます。どうやって晴らすのかというと、相手に対してわざと「失礼な態度」を取り、自分の顧客になり得る人に対して「無礼」な態度をとるというものです。当然、そのような相手に対して、こちらは「怒る」ものですが、その悪質な営業マンはこちらが「怒る」などということは百も承知なわけです。ですから、むしろこちらを怒らせて楽しんでいるのです。

そのような、本当に迷惑でしかない営業マンはもはや「害」しかありません。害だけがあって、そのような茶番に付き合うメリットはこちらには何もないというのが本当のところです。そのような相手にマジメに取り合うこと自体がナンセンスであり、そのような相手に正面から文句を言ってもムダなのです。

ただ、逆恨みされてしまっても面倒です。そのような相手に対しては明確な意思表示が必要なのです。

男性であれば、気の強い方であれば、その場で怒鳴りつけるなどの対応が可能です。ですが、訪問販売が狙う時間に主に家にいるのは女性であることが多いもので、そのような場合、相手が男性の営業マンであればなかなかこちらも意志を示しにくいというものです。そのようなとき、こちらが戸惑っているということは簡単に相手の営業マンに悟られます。

営業という仕事自体が「人を見る」仕事であることは間違いありません。人を見て商売してきた相手ですから、こちらが怒っているのか、戸惑っているのか、簡単に見抜くことができるのです。特に訪問販売という、ハードルの高い営業の仕事をしている人にとっては、私たちなど「素人」です。こちらの気持ち、考えなどはすぐに見透かすことができるのです。

場合によってはこちらが「困っている様子」を見て喜ぶだけの本当に悪質な営業マンもいることでしょう。そのような相手には最初から明確な態度、「迷惑だ」と感じていることが相手に伝わるようにする必要があるのです。その日の営業成績が良くなくて、こちらに当たろうとする愚かな輩もいるかもしれません。そのような相手に対しても、迷わずに帰ってもらうように伝えること、さらに悪質なようであれば、名刺をもらって警察に渡すなどの強硬姿勢は必要でしょう。

一番良くないのは悪質な営業マンの意味のないトークに翻弄されることです。その意味のないトークに対して、いちいち乱されていては本当に無駄な時間になってしまうということです。ここで大切なのは、相手がこちらになにを求めているのか、本当に営業なのか、それとも嫌がらせなのか、しっかりと見抜くことです。そう、「人を見る」ということに長けた営業マンに対しては、こちらも「見る目」を付ける必要があるということなのです。相手の目的、それを見抜く目を持ちましょう。

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